さる12月16日(火)に第2回の学校保健委員会が開催されました。 今回は2部制で,1部は講演会,2部は協議を行いました。内容は喫煙防止,禁煙に関するものです。 |
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講師平間敬文先生(平間病院長,無煙世代を育てる会代表)においでいただき,5,6年生と 学校保健委員の保護者の方が話を聞きました。 平間先生は,多くの小,中学校,高等学校で講演し,喫煙防止,禁煙をよびかけていらっしゃる方です。 講演内容は, 1 たばこを吸うと何が起こるか? 2 たばこで口の中に何が起こるか? 3 たばこを吸っている女性に何が起こるか? 4 たばこの宣伝にだまされるな。 5 小学生でもニコチン中毒に。 6 子どもの一生を左右するたばこ。 平間先生が担当した患者さんの事例などをスライドで見せてもらい,「たばこは癖の悪い薬, ドラッグ」という意識を強くしました。児童も,保護者も,教師もたばこを悪いとわかっていましたが, 医者という専門家の立場から,体への影響を,とてもわかりやすく説明してくださり,なぜ喫煙がだめなのか 良くわかったと言う声が多く聞かれました。 子どもたちは,講演のあと,積極的に質問していました。 Q たばこは体に悪いとわかっているのに,うれるように宣伝しているが犯罪にならないのか? Q たばこにはどんなものが含まれているか? Q 喫煙が原因で死ぬ人はどれくらいいるか? Q たばこはなぜできたのか? Q 両親が喫煙している家庭の子どもは何%くらいたばこを吸うようになるか? 「日本は喫煙人口を増やすために,喫煙期間が長い10代に,購買者を拡大しようと,若者に受ける宣伝を している。 また,10代はたばこにより,DNAが傷つきやすく,ガン細胞を増やしやすい。」と言われました |
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学校薬剤師 山口先生の話 |
学校薬剤師の山口先生も,講演会から協議まで参加していただきました。 「子どもは親の背中を見て育ちます。たばこの害についてよく知り,子どものために禁煙を考えることも必要かもしれません。 校訓に「健康な子ども」とあるように,いくら成績が優秀でも,健康でなければ夢を実現することはできません。 また,かぜが流行する時期になりました。熱が出たときには,初期の段階で早めに医療機関に受診する等の 手だてをとった方がいいです。早寝,早起きをさせ,予防に努めるとともに,お子さんの様子をよく観察をして, 体調変化に早く気づいてあげてください。」と,山口先生にお話をいただきました。 |