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愛の禁煙キャンペーン(2002年11月)


最新タバコ事情41

 「禁煙してみませんか!愛の禁煙キャンペーン。家族や大切な人のためにもタバコのことを考え直してみませんか。禁煙を始めるためのパッチ、3日分が無料です。」という呼びかけが、9月から神奈川県の保健所で始められ注目されている。
 3日分3枚を希望者に診察の上無償で提供、取りあえず禁煙開始を体験してもらい、その後は、市内の最寄の医療機関で処方を受け、禁煙できるまでニコチン置換療法を続けることを勧めている。
 このキャンペーンは2年間のモデル事業だが、マスコミにも大きく報道され好調な滑り出しを見せている。この事業のすごいのは、国の予算措置を受け、成人のみならず地域の未成年者も対象としているところで、今までにない画期的な取り組みといってよいだろう。
 最近つくづく思うことであるが、学校教育は未成年喫煙の抑制、特に低年齢化には殆ど無力と考えている。やはり地域社会の抑止力に頼るしか術(すべ)はない。若い人たちを取り巻く、タバコを容認する社会環境が変わらない限り、いたいけな子供たちへのタバコの流行がとどまることはないだろう。
 茨城でも「タバコ問題に興味を持たれている皆さん、茨城禁煙対策ネット・MLに参加しませんか」という呼びかけが、茨城県立中央病院内科/禁煙外来の天貝賢二医師からなされている。登録申し込みのアドレスは、k-amagai@chubyoin.pref.ibaraki.jp 一人でも多くの皆様にご参加をいただいて、反タバコ社会を目指す地域の力を組み上げていきたい。

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